ソフトバンクの柳田悠岐外野手（３５）が１６日、３・４月度の「スカパー！ サヨナラ賞」を受賞した。４月２９日の西武戦（みずほペイペイ）で２点を追う９回二死一、二塁から劇的な逆転３ランを放ってチームを同一カード３試合連続サヨナラ勝ちに導いた。柳田は「選んでいただき、うれしく思いす。夜遅くまで、最後まで、あきらめず応援していただきありがとうございます」と喜びを語った。
局面を振り返り「４タコで最後の５打席目だったんで、５タコになるかなって思いながら打席に向かいました。打てるわけないなと思っておりました」とギータ節で笑わせた。後続につなぐ意識で打席に入り、集中力を発揮して芯で捉えた完璧な一発だった。
「味わえないくらい興奮した。これから１０年くらいは記憶に残るかな」とも語った柳田。最後に表情を引き締め「打ちたいと思って打てるもんじゃない」と締めた言葉に、劇弾の価値が詰まっていた。
