18H完走目前で“早起き確定” 安田祐香、起床時間は?「3時かな…」

安田祐香はこのまま上位キープを狙う(撮影:福田文平)

<ブリヂストンレディス 初日◇16日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県)◇6731ヤード・パー72>

午前中に降雨によるコースコンディション不良で1時間44分の中断があった影響で、午後2時スタートとなった安田祐香は17番までプレーし、5アンダーの暫定4位タイにつけた。第1ラウンドはあす午前6時30分に再開。安田は18番パー5のティショットから再開する。

正午時点で風速1.3メートルと穏やかだったコンディションは午後に一変。時間が経つにつれて強まる風に午後組は苦戦を強いられた。暫定ながらリーダーボードの上位は午前組が独占。そんななかに唯一割って入ったのが安田だった。

スタートの1番パー4では、手前のカラーから15メートルのロングパットを決めてバーディ発進。「これでいい流れが作れたと思います」とその後もバーディを量産。この日の最終ホールとなった17番パー3では、5UTで30センチにつけて6つ目のバーディを奪った。

一番風が強かったのは折り返しの9番パー5。この日は560ヤードの設定だったが、強烈なアゲンストに3打目は170ヤード以上が残った。上位陣のスコアを見ても、初日は午前組に有利なコンディションだったことは明らかだが「午前組選手は雨に降られたりしているので、一緒かなと思います」。不運を嘆くのではなく、この状況を受け入れて、自分のプレーに徹した。

できれば、初日のうちにホールアウトしておきたいところだったが、安田の組が17番のティショットを打ち終えたところで、サスペンデッドを告げるホーンが鳴った。「先に終わった人が18番のティショットを打っちゃって、という話はしていたんですけど、意外に早く鳴りましたね。あすは集中力を切らさずにやりたいです」。午前6時30分のプレー再開にスケジュールを合わせると、あすの起床は「3時か、3時30分。朝は苦手ですけど、ゴルフなら大丈夫。起きられます」と笑みを浮かべた。

今季はなかなか上位でプレーできていないが、この日のプレーはいいきっかけになったはず。あす以降も「いいショットをたくさん打って、自信につなげられるようにしたいと思います」。強風も、早起きも、シーズン序盤の不調も乗り越えて、今週は最後まで安田祐香らしいプレーを披露する。(文・田中宏治)

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