「リニアと原発を許さず希望の持てる県政に」森大介氏(共新)県政最大の課題にはっきり「NO」【静岡県知事選 候補者走る(3)】

5月26日投開票の静岡県知事選。それぞれの候補者が何を訴えているのか紹介します。今回は共産党公認の森大介氏です。

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<森大介候補(共新)>
「リニアと原発を許さず、暮らし福祉最優先。希望の持てる県政に切り替えていこう。この訴え、最後まで貫いてまいります」

森大介氏は5月16日午前、静岡市葵区で市民に政策を訴えました。

森氏は、藤枝市出身の55歳で共産党県委員会の委員長を務めています。共産党が知事選に独自候補をたてるのは11年ぶりです。

<森大介候補(共新)>
「浜岡原発で水漏れ事故、配管破断事故が起きまして、私も一緒に取材ということで、(原発の建屋内に)入って撮った写真がこれなんですけど」

森氏は約10年間、共産党の機関紙「赤旗」の記者として現場に立っていました。2001年、浜岡原発の配管破断事故が起きた際も現地で取材をしました。

選挙戦でも課題が山積する現場を丁寧に回ります。

<森大介候補(共新)>
「リニア建設は、南アルプスの貴重な自然を壊し、大井川の水量を大きく減らしまして、その流域8市2町の62万人の方の命と暮らしが脅かされます」

大井川流域の市町の1つ袋井市で訴えたのは、「リニア問題」です。リニア建設は環境破壊につながるなどとして中止を訴えます。リニアに対する批判票の「受け皿」を目指します。

<森大介候補(共新)>
「最初、力みすぎまして、声が出なくなっちゃったりしたんですけど、調整しながら、とにかく行った先で訴えられなかったというふうにならないように、頑張って訴えていきたいと思っています」
Q.ケアされてますか?
「とりあえず、飴をなめたりとか、水を飲むとか、そういうことをやっています」

異例の短期決戦となった知事選。出馬表明は告示の2週間前、わずかな準備期間で選挙戦に突入しました。この日の昼食は、コンビニのお弁当とサラダでした。

<森大介候補(共新)>
「お話を聞いてくれた人のところに走って行ったりしたんですけど、なかなか普段走ってないもんだから体力勝負なので、しっかり食べるところは食べたい」

静岡県政最大の課題ともいえるリニア工事にはっきりとノーを突きつける森氏、ほかの候補との差別化で支持を広げていきます。

◇静岡県知事選挙 立候補者(届け出順)
▼横山正文氏(56)=諸新、政治団体代表=
▼森大介氏(55)=共新、共産党県委員長=
▼鈴木康友氏(66)=無新、前浜松市長=
▼大村慎一氏(60)=無新、元静岡県副知事=
▼村上猛氏(73)=無新、自営業=
▼浜中都己氏(62)=無新、会社役員=

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