鶴見区内から9人が受章 春の叙勲・褒章 横浜市鶴見区

藍綬褒章を受章した星野さん

内閣府がこのほど、2024年春の叙勲、褒章の受章者を発表した。鶴見区からは瑞宝小綬章などで9人が選ばれた。

国家・公共に対し、功労が認められる人に贈られる勲章。功績の内容に着目し、顕著な功績を挙げた人が対象の「旭日章」と、公務等に長年にわたり従事し、成績を挙げた人が対象の「瑞宝章」がある。今回、全国では各界に功労のあった合わせて4106人が受章した。

区内からは、瑞宝小綬章に国土交通行政事務功労として元中部空港事務所長の角谷政美氏(74)と、元国土交通省航空局空港部空港政策課空港保安防災企画官の堀江孝一氏(74)の2人が、そして警察功労として元警視庁警察学校長の丸山富士雄氏(73)が受章した。

また、瑞宝双光章に総務省行政事務功労として元日本郵政公社南関東支社保険事業部長の宇田川博通氏(70)と元日本郵政公社簡易保険事業総本部コンプライアンス統括部担当部長の福士康夫氏(70)が受章。

危険業務従事者叙勲では、瑞宝双光章に防衛功労として元1等陸尉の柿川隆幸氏(61)、瑞宝単光章に警察功労として元警視庁警部補の大竹一行氏(73)、消防功労として元東京消防庁消防司令の齊藤道雄氏(68)が受章した。

星野さんに藍綬褒章

一方、褒章は顕彰内容で紅・緑・黄・紫・藍・紺の6種類がある。今回、全国では665人が受章した。区内からは、藍綬褒章(消防功績)を横浜市鶴見消防団副団長の星野敏彦氏(63)が受章した。

星野さんは、31年前に鶴見消防団第八分団に入団。屋根や外壁のリフォーム、板金工事を行う(有)星野板金を営みながら、消防団でも精力的に活動。同分団の分団長を務めたのち、6年前から団本部に上がり副団長として5年目を迎える。

受章については「照れくさい」と謙遜しつつも、「続けてこられたのは先輩方や仲間のおかげ。消防団としては団員減少など課題もある。団長を支え、皆が活動しやすい雰囲気を作っていきたい」と笑顔で語った。

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