【新日本・BOSJ】KUSHIDAが弟弟子アキラ下し3連勝「いつかサイゼリヤのワインおごってくれよ」

フランシスコ・アキラをホバーボードロックで捕獲するKUSHIDA

新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」16日群馬大会のBブロック公式戦で、KUSHIDA(41)がフランシスコ・アキラ(24)を下し無傷の3連勝を飾った。

KUSHIDAは左肩負傷により欠場となったYOHに代わってリーグ戦にエントリー。歴代最多4度の優勝を誇る高橋ヒロム、現IWGPジュニアヘビー級王者のSHOと優勝候補を連破して最高のスタートを切っている。

TAJIRIを共通の師匠に持つアキラのプランチャを回避したKUSHIDAは、そのまま脇固めからアームブリーカーと得意の左腕攻めで主導権を握る。しかしアキラもタランチュラからバズソーキックと師匠の得意技を繰り出し一歩も譲らない。

それでも最後はKUSHIDAの意地が上回った。コーナー上の攻防を制すると、雪崩式のホバーボードロックを仕掛けていく。逃れようとするアキラをリング中央に引き戻し、逃げ道をふさいでギブアップを奪ってみせた。

絶好調が続くKUSHIDAは「アキラよ、君の志がどこにあるのか、俺はまだ知らない。新日本プロレスジュニアの顔になりたいのか? それとも世界中を旅しながらプロレスラーやっていくのか? どちらにせよ早くKUSHIDAなんか倒して踏み台にして、ステップアップして、(高橋)ヒロム、(エル)デスぺ(ラード)…高くて厚い壁に挑まなきゃ、時間ないよ」と対戦相手にメッセージ。「プロレスラーとして生活していく上でおカネが重要だから、いつか3人で飲みに行こうよ。俺とTAJIRIさんにサイゼリヤのワインおごってくれよ。スーパースターになって。待ってるよ」と、兄弟子としてエールを送っていた。

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