富士フイルム、「GF500mmF5.6 R LM OIS WR」発売。軽量設計、強力な手ブレ補正、高速・高精度AFを実現

富士フイルムは、35mm判の約1.7倍となるラージフォーマットセンサーを搭載したミラーレスデジタルカメラ「GFXシリーズ」用交換レンズ「GFレンズ」のラインアップとして、「フジノンレンズ GF500mmF5.6 R LM OIS WR」(以下、「GF500mmF5.6 R LM OIS WR」)を2024年6月より発売する。希望小売価格は税込606,210円。

「GFレンズ」史上最長となる超望遠500mm(35mm判換算:396mm相当)の焦点距離を備え、スポーツ撮影や野生動物・野鳥の撮影で活躍可能。レンズの焦点距離を拡大する「フジノン テレコンバーター GF1.4X TC WR」との組み合わせにより、最長700mm(35mm判換算:554mm相当)相当の焦点距離を実現。スーパーEDレンズ2枚、EDレンズ5枚を含む14群21枚のレンズ構成を採用。超望遠レンズ特有の色収差を徹底的に抑制し、高い解像性能を実現する。

構成部品を見直し、軽量化した部品設計を行うことで、質量約1,375gを実現。また、各レンズの軽量化に加え、EDレンズとスーパーEDレンズの最適な配置により、小型化に伴い発生しやすい色収差を極限まで抑え、小型軽量と高い解像性能を両立。

レンズ前玉が大きくなりやすい超望遠レンズながら、最適なレンズ配置により、レンズ前方の重さを感じることのないホールド感を実現。鏡筒の18か所にシーリングを施した防塵・防滴・-10℃の耐低温構造を採用。さらに、レンズの前玉にはフッ素コーティングを行い、撥水・防汚性能も備えている。

手ブレのセンシング精度の向上と最適な機構設計により、6.0段の強力な手ブレ補正機構を実現。手ブレの影響を受けやすい超望遠領域での手持ち撮影を快適に楽しめるという。

高い解像性能を維持しながらもフォーカスレンズを小型軽量化。さらに、リニアモーターによりフォーカス群を駆動させるインナーフォーカス方式を採用することで、最短約0.31秒の高速かつ静音なAFを実現。高度なピント合わせが求められる超望遠領域の撮影でも、被写体を素早く正確にとらえることができ、決定的瞬間を逃さないという。

「SETボタン」であらかじめ設定した位置にピントを瞬時に移動させることができるフォーカスプリセット機能を搭載。狙った被写体へのピントを再調整する必要がないため、撮影時の操作負担を軽減できる。

ピント合わせの際にレンズの駆動範囲を制限するフォーカスリミッター機能を搭載。5m以上離れた被写体を撮影する時にレンズの駆動時間を短くすることができ、高速AFを実現。

レンズ鏡筒の先端部に「フォーカスコントロールボタン」を配置。「フォーカスセレクトスイッチ」で割り当てたお好みの機能を瞬時に呼び出して、スムーズなAF操作を可能としている。

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