広いリビングに白を基調としたインテリア… 学生のアイデアを県営住宅改修に 岐阜女子大学で発表会

リノベーションプランについて発表する学生=16日午後、岐阜市太郎丸、岐阜女子大学

  県が進める県営住宅の改修に学生が考案したプランが取り入れられることになり、岐阜市の岐阜女子大学で16日、プランの発表会がありました。

  改修の対象となるのは、岐阜市と各務原市にある1971~85年に建てられた県営住宅4戸です。

  岐阜女子大学の家政学部で住居学を専攻する学生が、子育て世帯に優しい住まいをテーマに教授らの助言を受けながら改修プランを作りました。

  学生たちは現地を視察して、部屋の多くが壁で仕切られていたり、清潔感が乏しかったりする課題を見つけてプランを作成し、「壁を極力取り払い、広いリビングを確保することで、子どもに目が届く」とか、「白を基調とするインテリアを取り入れることで、イメージアップを図る」などと発表しました。

  県住宅課の長井重憲課長は「今後、内装の色や材料の選定など、引き続き関わってもらいたい」と、学生の活躍に期待を寄せていました。

※発表した学生
「工夫した点としては、まず最初の印象として部屋が狭いという印象と、廃れたという印象がありましたので、LDKなど家族が過ごす空間はなるべく広く明るいような雰囲気を目指しました」

※発表した学生
「苦労した点は、子育て世帯の視点に立ってリノベーション設計する部分がとても苦労しました」

  県によりますと、学生の提案を受けた住宅改修は、今年度中に完成するということです。

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