【阪神】4番起用に応えた! 原口文仁がダメ押しの3ランに笑顔「なんとか1本と思っていた」

6回、3ランを放った阪神・原口

阪神・原口文仁内野手(32)が、16日の中日戦(バンテリン)で、起用に応える大仕事をやってのけた。

絶不調の大山に代わって、今季初の「4番・一塁」でスタメン出場を果たした虎15年目ベテラン。「今日は力むことなく普段通り打席に立てた」といい、6―2の6回一死一、二塁で竜3番手・根尾の146キロの直球を見事に捉えた。打球は高々と舞い上がり、虎党で埋め尽くされた左翼席へ飛び込む1号3ラン。ダメ押しの1発を放ち、「出た時に、なんとか1本と思っていたのが、ホームランにたまたまなっただけで、良かったです」と笑顔で振り返った。

チームも9―4で快勝。この日試合がなかった巨人の勝率を上回り、単独首位に返り咲いた。「こういった時に勝てたのが一番ですし、勢いづくような勝ち方ができて明日につながるなと思います」と話した。

岡田彰布監督(66)も背番号94の活躍に、「前から調子いいやんか。(4番起用は)そういうことやろなあ」とうなずいていた。

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