【女性初の快挙】ケイティ・ペリーのMVがYouTubeで40億回再生突破

Photo: Christian Petersen/Getty Images

2013年にリリースされたケイティ・ペリー(Katy Perry)の「Roar」ミュージック・ビデオが、YouTubeで40億回再生を突破し、同プラットフォーム史上、最も視聴された女性アーティストのビデオとなった。

まだ見たことのない方のために説明すると、同ビデオは、飛行機事故で無人島のジャングルに取り残されたケイティ・ペリーが、連れの自己中心的なボーイブレンドがすぐにトラに襲われてしまった後、自分自身で生き延びる術を学んでいく様子を描いている。

羽で作った猫のおもちゃでトラをおびき寄せ、吠え合いの勝負を挑むことで、ジャングルの女王の座を勝ち取った彼女は、そのトラを「キティ・パリー」と名付ける。キティ・パリーは、当時ケイティが実際に飼っていた愛猫の名前だった。

<YouTube :ケイティ・ペリー「Roar」>

発売当時の記録

「Roar」は2013年にアルバム『Prism』からのシングルとしてリリースされると、全米シングル・チャート(Billboard Hot 200)で2週連続1位を獲得。アルバム自体も、「Roar」をはじめ、「Dark Horse」や「Unconditionally」といったヒット・シングルの後押しもあり、1週間全米チャートのトップに立った。2017年、「Roar」は全米レコード協会(RIAA)から1,000万枚売れであるダイアモンド認定を受け、ケイティは「Firework」と「Dark Horse」に続き、全米で3曲のダイアモンド認定シングルを持つ初のアーティストとなった。

2013年、「Roar」は、第56回グラミー賞で“最優秀楽曲賞”と“最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス”にもノミネートされた。この曲が最初にリリースされたとき、ケイティ・ペリーはNPRのインタビューで、その制作背景について次のように語っていた。

「私はちょっとした恐怖の中で生きていました。ちょうど私生活で、自信をなくすようなことがあったので、自分の中の強さを再び見つける必要があると思っていました。それで、もう一度自分の声を探していて、それが唸り声(Roar)として出てきたんです」

Written By Hannah Zwick

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