寅子への求婚、真意を巡り「優三さんの気持ち」がトレンド入り

昭和の時代、女性初の弁護士として活躍する連続テレビ小説『虎に翼』(NHK朝ドラ)。5月16日放送の第34回では、優三のプロポーズが話題となった。

握手を交わす寅子(伊藤沙莉)と優三(仲野太賀)(C)NHK

弁護士として周囲からの信頼を得るため、見合いをしたいと両親に頼む寅子(伊藤沙莉)。10年ぶりの見合いに挑むがなかなか相手が見つからず、ようやく見合いの場にこぎつけるものの、寅子の職業が理由で話がなくなってしまう。

弁護士の仕事もうまくいかず落胆している寅子のもとに、書生をしていた優三(仲野太賀)が訪ねてくる。寅子が見合いをしていると聞いた優三は、寅子にプロポーズをしにきたのだった。

「社会的地位を得るための結婚相手、僕じゃ駄目でしょうか」という優三のプロポーズに対し「優三さんも社会的地位が欲しいと?」と寅子が尋ねるシーンがあった今回の放送。

寅子が見合い相手を探していることを知ったときの表情や緊張の様子から、SNS上では「お腹が痛くなるほど緊張してたんだね」「優三さんは本気だぞ寅ちゃん!」「寅ちゃん!! よく考えてよ優三さんがこんなに緊張してるのにさ!!!!」といった指摘が相次ぎ、X(旧ツイッター)では「優三さん」「優三さーん」「優三さんの気持ち」などがトレンド入り。

放送後、脚本を担当している吉田恵里香氏は、「このシーン、伊藤さんと太賀さんのパワーを感じました。 シナリオでは『流石にやりすぎか』と、お腹が痛くなるのはやめたんですけど(ネタになっちゃうから)、それをキチンと最高な場面にしてくれたのは二人のお陰です。役者力に圧倒されて感動しました」「あともちろん二人とシーンを作り上げた演出やスタッフの皆さんも最高です! 映像作品は沢山の人たちが力を出し合って完成されるものなので!」と裏側を明かしていた。

放送はNHK総合で朝8時から、NHK BS・プレミアム4Kでは朝7時半からスタート。5月17日放送の第35回では、寅子が優三からの提案を受け入れ、結婚が決まる。

文/つちだ四郎

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