【大活躍中の注目選手④】1試合4安打と見事な活躍を見せた2人のベテラン

2024年シーズン7週目に大活躍し、週間MVPを受賞したのは、両リーグともにPS(ポストシーズン)で大活躍を見せたこともある2人のベテランだった。

5月13日(日本時間14日)、2024年シーズン7週目(現地5月6日~12日)の週間MVPが発表され、ア・リーグはメジャー12年目、33歳のマーカス・セミエン(レンジャーズ)、ナ・リーグは同10年目の32歳、エディ・ロサリオ(ナショナルズ)が受賞した。

セミエンはこの週、7試合に出場して打率.419、7打点、OPS1.086の好成績を残し、キャリア2度目の週間MVPに輝いた。なかでも日本時間8日のアスレチックス戦では通算27本目の先頭打者アーチを含む1試合4安打をマークし、5打点を叩き出す活躍。セミエンは過去に3シーズンで全試合に出場した鉄人であり、レンジャーズ3年目の今季も全試合に出場中だ。

自身初めての出場となった昨年のワールドシリーズでは、2本塁打、8打点と活躍し、チャンピオンリングを獲得。オールスター・ゲームには2021年に続いてファン投票で選出され、リーグ最多の185安打、MVP投票では3位になるなど、脂が乗り切っているベテランだ。

ナ・リーグのロサリオは今季からナショナルズに加入した。3~4月は打撃不振に陥っていたが、この週の5試合では打率.467、3本塁打、OPS1.733と大活躍し、自身3度目の週間MVP受賞となった。

5月5日から9試合連続安打を記録するなど、今月は絶好調で、4月末に.088だった打率も現在.176と徐々に回復。ロサリオは2019年のツインズ時代から5年連続でPSに出場しており、2021年のリーグ優勝決定シリーズでは打率.560、3本塁打、7打点の活躍でシリーズMVPを受賞してブレーブスのワールドシリーズ制覇に貢献した。

このところ若手選手の活躍が注目されがちなMLBだが、「まだまだ負けん」とばかりに、ベテランたちもその実力を発揮している。この2人のように、頼れるベテランが魅せる「いぶし銀の活躍」もMLBの面白さの1つだろう。

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