【マレーシア】イオンマレーシア、1~3月期は50%増益[商業]

イオンマレーシアが15日発表した2024年第1四半期(1~3月)連結決算は、売上高が前年同期比5.5%増の11億6,735万リンギ(約383億円)、純利益が同50.3%増の5,739万リンギだった。好調な販売やモール稼働率の改善などが増収増益に寄与した。

事業別売上高は、小売りが4.2%増の9億8,050万リンギ、不動産管理サービスが13%増の1億8,690万リンギ。小売部門では春節(旧正月)など祝日の食品、衣料の販売増が貢献。不動産管理部門ではモール改装効果による稼働率改善などが大幅な増収につながった。モールの稼働率は3月末時点で93.6%に達している。

今後の見通しについては、消費者支出の面で厳しい経済環境が続くが、引き続き経営の優先事項を遂行することに注力していきたいと述べた。イオン・バンダルプチョン(スランゴール州)、イオン・ブキインダとイオン・テブラウシティー(共にジョホール州)、イオン・イポーステーション18(ペラ州)などの店舗改装も進める。

イオンマレーシアは今年、マレーシア進出40周年を迎える。現在、イオンモール28カ所、総合スーパー(GMS)「イオン」35店舗、スーパーマーケットの「マックスバリュ」7店舗、ドラッグストアの「イオン・ウェルネス」62店舗、100円ショップ「ダイソー」44店舗を運営している。

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