テーム・インパラ、全作品をソニー・ミュージックに売却

テーム・インパラが、音楽カタログ全てをソニー・ミュージック・パブリッシングに売却した。『ボーダーライン』といったヒット曲で知られるテーム・インパラこと本名ケヴィン・パーカーは、リアーナ、ミック・ジャガー、ゴリラズ、マーク・ロンソンに提供したものも含め過去にリリースした曲や今後リリースされる曲全ての権利を渡す契約をソニーと結んだ。

パーカーはこう声明を発表している。「自分の曲の所有権を渡すことは気軽に決められるものでは全くない」「レコーディングアーティスト、ソングライターとして長年に渡り、僕が血と汗と創造力を注いだ結晶だから」

詳細は明かされていない今回の契約についてパーカーは「ソニー・パブリッシングのファミリーに対して大きな愛と信頼があるんだ。ダミアン・トロッターそして、世界中にいるチームとは素晴らしい経験しかしていない」「ソニーより僕の曲を安全に任せられる場所があるとは思えない。未来を楽しみにしているし、この先何が起ころうと彼らと仕事をし続けられることを嬉しく思う」と続けた。

一方ソニー・ミュージック・パブリッシングのジョン・プラットCEOはテームの音楽カタログの素晴らしさについてこう語っている。「ずっとケヴィン・パーカーを尊敬していました。私たちの世代の最も多種多様なソングライターの一人だと思っています。とてつもない幅広さと不朽の力を以てこのカタログを築き上げました。自身の展望に忠実であり続けています」「彼の音楽の代表を務めることは特権であり、彼の成功の偉業を押し広げることに我々は全力をつくしてゆきます」

テーム・インパラとしてパーカーは4枚のスタジオアルバムや多数のシングルをリリースしている一方、トラヴィス・スコット、ケンドリック・ラマー、シザ、レディー・ガガ、ダフト・パンク、ザ・ウィークエンドといったアーティストの作品にソングライターとしてクレジットされている。

また最近はデュア・リパの最新アルバム『ラディカル・オプティミズム』に数曲を提供していた。

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