中禅寺湖畔で負傷…外国人女性をボートに乗せて救助 日光のレストハウス経営者に感謝状

木川署長から感謝状を贈られる斎藤さん

 【日光】奥日光の中禅寺湖畔で負傷者救助に尽力したとして、日光署は14日、中宮祠の「菖蒲ケ浜レストハウス」を経営する斎藤祐一(さいとうゆういち)さん(41)に感謝状を贈った。

 斎藤さんは4月18日午後10時45分ごろ、同湖畔南側遊歩道で負傷し動けなくなった外国人女性をモーターボートに乗せ、湖畔北側まで運んだ。同署によると遊歩道には車道が通じておらず救助に時間がかかるとして、県警が斎藤さんにボートによる湖畔北側への搬送を依頼したという。

 木川英司(きかわえいじ)署長は「素早い判断でボートを出していただき、本当にありがたかった」と感謝の言葉を述べた。感謝状を受け取った斎藤さんは「女性が無事で良かった。中禅寺湖は観光客の方が思っている以上に大きいので、散歩する際には十分気を付けてほしい」と話した。

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