キャッシュレス専用のキャンプ場 料金を支払えない「想定外の罠」に注目集まる

電波状況が圏外のキャンプ場にある「支払方法が記載された看板」がX上で話題になっています。

投稿したのは、Xユーザーさん。

当ポストは2024年5月14日時点で7900件を超えるいいねを集めるなど、多くの反響が寄せられています。

インターネット接続がない状況でのエピソードが話題となったことに関連し、記事後半ではPayPayの「オフライン支払いモード」についても紹介します。

※投稿された写真は【写真2枚】をご参照ください。
※今回紹介するポストは、投稿者様に連絡済みです。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

「圏外」のキャンプ場に設置された看板が話題

「10名ほどでどやどややってきたが、どのキャリアでもどの端末でも圏外で金が払えないと言う罠」そんなコメントとともに投稿されたのは、1枚の写真でした。

キャンプ場に掲示された支払い方法の看板

そこに収められているのは、1枚の看板。上部には「フリーサイト」と記載されており、キャンプ場に設置された看板と見受けられます。

看板には「キャンプ場の利用料を支払う方法」が記載されているようで、よく見ると「現金不可」の文字が。看板には支払い用のQRコードがあり「キャッシュレス決済専用」のようです。

しかしXユーザーさんがこの場所に足を運んだ際、スマートフォンの電波状況は「圏外」を示していたそう。Xユーザーさんだけでなく、共に訪れたメンバー全員の端末も圏外。完全に「支払い不可能」な状況に、思わず困惑してしまいそうです…。

管理事務所付近の公衆Wi-Fiを使用し、支払ったという

キャンプ場で撮影された1枚

Xユーザーさんは、ポストに続く形でその後の状況を報告しました。

管理事務所の付近に足を運んだところ、公衆Wi-Fiを利用できたそうです。改めてURLを入力し、Xユーザーさんたちは無事に決済を完了。返信欄では「支払いができずに困るという事態を、誰も想定していませんでした」といった具合に、予想外の出来事だった旨を明かされました。

利便性の高いキャッシュレス決済ですが、通信環境が整っていない場所では、こうしたトラブルに直面するケースも。通信環境が整ってこそのサービスであることを再確認しますね。

Xユーザーからは多様な感想「キャッシュレス決済のみの風潮に疑問」

圏外のキャンプ場に設置された看板は、Xを通して多くの人の目に留まったようです。

投稿には7000件を超えるいいねが集まり、表示件数は164万件を突破する大反響となりました。

返信欄や引用ポストには「圏外という罠がありましたね…」「こういう事があるから、キャッシュレス決済のみという風潮に疑問を持つ」「やっぱり現金が一番」「不可抗力な事案すぎる」など、さまざまな感想が寄せられ賑わっています。

PayPayには「オフライン支払いモード」がある

投稿には「PayPayなら通信障害時も支払い可能だったはず」との意見が複数見受けられました。ここからは「PayPayのオフライン支払いモード」について紹介します。

キャッシュレス決済のひとつ「PayPay」。

PayPayには、通信障害の際やインターネット回線が使用不可能といった状況下でも支払いができる「オフライン支払いモード」があります。PayPayのオフライン支払いモードで表示されたバーコードを、店側が読み取ることで支払いが可能というシステムのひとつです。

店にバーコードを読み取ってもらう必要があるため、Xユーザーさんのケースでは「オフライン支払いモード」は使用できなかったようです。

「スマホ決済」にはメリット・デメリットの両方がある

いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている「圏外のキャンプ場で目撃された、キャッシュレス決済の看板」を紹介しました。

なかには、スマホのバッテリーが切れていたり、残高が不足していたりして、キャッシュレス決済時に慌てた経験がある方もいるのではないでしょうか。

手軽に支払いができるキャッシュレス決済。現金を持ち運ぶ必要がなく、個人間での送金ができるサービスもあるなどの利点があります。一方で、サービス対応外の店舗で使用ができなかったり、スマホのバッテリーや通信状況によっては使用できないといった欠点も。

今一度、キャッシュレス決済のメリット・デメリットを確認して上手に活用したいですね。

参考資料

  • PayPay「オフライン支払いモードでの決済について」

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