北上工業クラブの人材確保、インドに照準 視察団を11月派遣

インド視察団の発足式で現地在住の邦人と意見交換する関係者

 北上工業クラブ(会長・佐藤満義岩手製鉄社長、会員131社)は11月、経済成長著しいインドに視察団を派遣し、北上市など本県への労働者の受け入れを探る。若者の首都圏流出や企業間の人材獲得競争が激化する中、現地の製造業や送り出し機関と接点を持ち、優秀な人材の確保につなげる狙い。県内の関係団体で初めての取り組みで、人口14億人を超す巨大市場の活力を取り込む。

 視察団は会員企業の若手や市職員ら15人程度が参加見込みで、最大30人規模を受け入れる。11月24~30日にニューデリーと近郊で、板金や金型のものづくり企業のほか、日本語学校などを視察。日本で働く際の課題やニーズを把握する。

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