話題の【モクテル】 飲めない人も、飲まない日も、親子でも楽しめる! ママが集うイベントも

「ニンプバー」で提供された「まるでカクテル!」なモクテル(画像提供:六甲バター株式会社)

近年では、ノンアルコール飲料や、微アルコール飲料の種類も豊富になり、「飲めない人」も、「今日は飲まない人」も無理なく宴席を楽しむことが当たり前になってきました。そんな中、「モクテル」というノンアルコールドリンクが注目されているのをご存知でしょうか?

今回は、モクテルの魅力や、モクテルをテーマにしたイベント、お家でモクテルを楽しむ方法について取材しました。

【写真】ノンアルでもオシャレ! 焼きりんごとピスタチオのフローズンモクテル

そもそも「モクテル」とは? 神戸・三宮でモクテル専門BAR「MOCKTERIA(モクテリア)」(神戸市中央区)を経営する代表の森田洋行さんに話を聞きました。

「モクテルは【似せる】という意味の【mock】と【cocktail(カクテル)】を掛け合わせた造語で、ノンアルコールカクテルのこと。近年の世界的な健康志向の高まりをきっかけに注目を集め、最近では種類も豊富です」

自身も5年ほど前にお酒を飲むのをやめたという森田さん。お酒をやめてバーに行きづらくなった実体験から、飲めない方でも気兼ねなく来店できる店を作りたいと、同店をオープンしました。

「妊娠してお酒の場に行きづらくなった夫婦や、お酒を飲めない異性との初めてのデートなど、様々な年代・性別の方にご来店いただいています」(森田さん)

そんな言葉を裏付けるように、あるイベントが話題になっています。六甲バター株式会社(神戸市中央区)が主催する、その名も「ニンプバー」。前述の「MOCKTERIA」や、神戸ポートピアホテル(神戸市中央区)などを会場に、“妊婦さんのためのBAR”として、バーでモクテルを楽しむイベントをこれまでに4度開催し、盛況を博しました。

六甲バター株式会社マーケティング部ブランドコミュニケーションチームの森崎友鹿さんに、イベントを企画したきっかけについて聞きました。

「鉄分が気になったり、つわりのつらい妊娠期に、鉄分入りのベビーチーズを食べていたという声があり『ベビーチーズ for mom』というプロジェクトを立ち上げたのがきっかけです。妊婦さんや経産婦が意見交換して交流する中で、『妊婦もお酒が飲みたい』『華やかなお酒を飲む場所に行きたい』というご意見があり、そこから考えたのが『ニンプバー』です」(森崎さん)

参加した妊婦さんや夫婦からは「飲めないと思うと、すごく飲みたくなるときがあって困ります。感動的においしいカクテルをいただけて大満足」「久々に2人でバーカウンターに座れて楽しいひとときを過ごせた」などの感想が寄せられたそうです。

そんなモクテル、自宅でお子さんと一緒に楽しむのもおすすめだということで、簡単に作れるレシピを「MOCKTERIA」の森田さんに教えていただきました。

「お子さまには、飲むりんご酢を牛乳に混ぜ合わせ、お好きなフルーツソースやジャムを加えるレシピがおすすめです。ヨーグルトドリンクのような見た目と味になりますよ。モクテルは、創造性にあふれたレシピが豊富。新しい味や組み合わせを自由に試す楽しさも魅力です」(森田さん)

おうちでのモクテル作りを盛り上げてくれそうな商品も登場しています。例えば、サントリーが今年4月23日(火)から全国で販売を開始した「おうちドリンクバー」シリーズ。人気商品「C.C.レモン」と「POPメロンソーダ」の濃縮タイプですが、炭酸で割る以外にも、牛乳や、他のジュースと混ぜたりとアレンジは自由自在。

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いかがでしたか? こどもたちが集まる機会や、休日のお家でのお楽しみとして、いろいろなジュースや飲み物を用意して「モクテルパーティー」を開催してみるのも盛り上がりそうですね。

(取材・文=中口のり子)

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