スイス、ボーイング777型機全機に鮫肌フィルム貼付

スイス・インターナショナル・エアラインズは、ボーイング777型機全機に鮫肌フィルムの貼付を完了した。

2022年10月に初号機が就航し、長距離路線を運航する機材への貼付作業を進めていた。胴体とエンジンの一部に、鮫の流体力学的皮膚を再現したフィルムを貼付することで、空気抵抗が約1%削減できるという。2022年には燃料消費量を2,200トン以上削減し、二酸化炭素排出量を約7,100トン抑えられた。

「AeroSHARK」技術は、ルフトハンザ・テクニックとコーディングメーカーのBASFが共同開発した。貼付作業には約1週間かかり、高精度での作業が必要となるという。

スイス・インターナショナル・エアラインズでは、長距離路線の運航機材への導入拡大も検討している。

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