海外の大学や企業との交流を促進 いわきカーボンニュートラル人財育成コンソーシアム 福島県いわき市

コンソーシアムの会長に就き、あいさつする庄司社長

 福島県いわき市で脱炭素を支える人材育成に取り組む「いわきカーボンニュートラル人財育成コンソーシアム」は2024(令和6)年度、海外の大学や企業との交流を促進する。16日に市内で開いた参画企業の懇談会で決めた。

 コンソーシアムに所属する2次電池の試験評価装置メーカー東洋システムが取り引きしたり、連携したりしている海外の機関を想定している。コンソーシアム所属企業の社員や福島高専の生徒らと人材交流し、脱炭素の機運を醸成する。

 懇談会の席上、脱炭素分野の最前線の研究者らが講義する「カーボンニュートラル社会連携共同講座」を昨年度に続き開催するなど今年度の事業案を決めた。

 コンソーシアムの規約も制定し、会長に東洋システムの庄司秀樹社長が就いた。庄司会長は「10、20年後の地域発展のための基礎を作っていきたい」と述べた。

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