郡山市は13日、市の重要有形文化財に同市田村町にある「佐文山(さぶんざん)書 田村神社扁額(へんがく)二面」(書跡)と「田村神社御神刀(伊達吉村奉納)」(工芸品)の2件を指定した。
佐文山は江戸時代前期から中期初頭に活動した書家。
指定された扁額は田村神社本社殿に掲示されている「大元帥」、山門に掲示されている「鎮守山」の二つで、少なくとも1717(享保2)年に奉納されたものとみられる。
田村神社御神刀は長さ90センチを超える長寸の太刀。仙台藩の御刀鍛冶の作とみられ、1718年に仙台藩5代藩主伊達吉村によって同神社に奉納された。