気軽にテントでサウナ DMOカメヤマモデル「観光資源に」 三重で体験会

【テントに入りサウナ気分を体感する参加者=亀山市東御幸町の市文化会館駐車場で】

 【亀山】三重県亀山市内の観光地域づくりに取り組む一般社団法人「DMOカメヤマモデル」(同市関町新所、栄利要代表)は16日、同市東御幸町の市文化会館駐車場で、テントサウナの体験会を開いた。

 同法人は観光に携わってきた元県職員や観光クリエーター、キャンプディレクター1級資格者ら7人でつくる。同市とは「まちづくり観光の好循環」の実現に向け令和5年、連携協定を締結。同市の旅行商品開発やインバウンド体制の整備、キャンプ体験などのアウトドア開発に取り組んでいる。

 この日は、近年サウナが注目される中、屋外で気軽に楽しめる「テントサウナ」(間口2メートル、奥行き2メートル)を仮設置し、訪れた市民らが、まきストーブをたいたテントに入り、サウナ気分を体感した。

 DMOメンバーの田中宏明さん(62)は「亀山市安坂山町のキャンプ施設『石水渓』を管理している、市地域社会振興会と『テントサウナ』の活用方法を検討している」とし、「家族連れや仲間同士のキャンプなどで楽しんでいただき、亀山の新たな観光資源になれば」と話していた。

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