ジャイアンツが100年目のシーズンを記念して“センチュリーレッド”のスローバックユニフォームを発表

ニューヨーク・ジャイアンツのスローバックユニフォーム【NFL】

2024年、ビッグブルーはお祝いの赤で彩られる。

現地16日(木)、ニューヨーク・ジャイアンツはNFLで100年目のシーズンを記念して、今シーズンに2回まで着用できるスローバックユニフォームを公開した。

「センチュリーレッドを紹介」

「100年目のシーズンを記念したユニフォームは今年2回まで着用される」

“センチュリーレッド”と名付けられたこの新鮮なユニフォームは、創設初期に見られたレトロな要素を融合させたものだ。1925年のデビューシーズンに使用されたパンツとソックス、1933年シーズンに使用された赤と青のカラーブロックのジャージ、そして1938年のヘッドギアを意識してデザインされたヘルメットから構成されている。

「歴史に着想を得て、現代にフィットした仕上げだ」

これらのユニフォームを見て即座にインターネットでその原点を探し回った人は、今ではクラシックとなったジャイアンツのユニフォームがその初期にいかに頻繁に変化していたのかを知ったことだろう。特に前世紀にユニフォームや用具に多くの変化が見られたことを考えると、1つのセットを完全にコピーしようとするのではなく、いくつかの異なる要素を組み合わせるのはもっともな理由だ。

ジャイアンツはこのユニフォームで非常に明確な目標を効果的に達成し、100周年記念のために作られたユニークなセットを作り出した。創設初年度に着用していた黄褐色(おうかっしょく)のパンツは、同時代に着用された他のスローバックユニフォーム(グリーンベイ・パッカーズを参照)に似ている。ウィング風のペイントがあしらわれたヘルメットはミシガン大学やプリンストン大学を思い起こさせるかもしれないが、少なくとも10年の間(1937年から1947年)で着用されていたものとして、ジャイアンツの歴史に正確に沿ったデザインとなっている。

ジャージーはユニフォームの中でも最も賛否両論が分かれる部分だろうが、ジャイアンツは賢明にも最も美しく——そしてアグレッシブな——選択肢として、チーム創設から15年から20年頃のジャージーを選んだ。赤のトップは他のスローバックユニフォームとは一線を画し、ジャージー全体の中央部を1周するように大きくブルーが入っており、白の縁取りによって赤色部分と分けられている。その縁取りと同じくらいの線の細さの白い数字がブルーの部分の中にあり、現代のNFLに存在する他の数字とまったく異なるデザインとなっている。

しかし、それこそがスローバックユニフォームの美。すべては歴史のせいなのだ。ジャイアンツは今シーズン、このユニフォームで2回まで自分たちのユニフォームを祝うことができる。

【KO】

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