【やまぐち深発見紀行】 No.267「大殿・生き物、文化の交流の場 洞春寺」

▲深野住職と馬

 米紙ニューヨーク・タイムズでも紹介された洞春寺(深野宗泉住職)。陶芸工房があり、馬が飼育されている寺とは。

 洞春寺(山口市水の上町)の山門を通り抜けると、敷地内には児童養護施設と「水の上窯」がある。そして、本堂脇で看板犬の「マル住職(2代目)」が出迎えてくれる。さらに、裏山にはウコッケイとヤギが飼育され、2023年10月に馬が仲間入りした。徳山毛利家で飼われていた競走馬が引退し、同寺で余生を送ることになったという。馬の世話係は国際ボランティアで来日中のドイツ人女性シモーネさんだ。

 さらに同寺では、映画上映会、懇親会、施設職員によるコンペ企画などが開かれ、コミュニティーの場としても親しまれている。

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