大谷翔平と契約した日本企業の広告が「ズルい!」 タブーを犯した逸品に「素敵すぎ」と感激の声

ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

伊藤園広告とは

飲料大手メーカーの伊藤園が主力ブランド「お~いお茶」において米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手とグローバルアンバサダー契約を締結し、展開された広告の反響が拡大している。4月30日に国内外の新聞60紙に掲載された広告の“別バージョン”が伊藤園の公式サイトで公開中。そこに書かれたメッセージに、ネット上の日本人ファンの間で「素敵すぎる」「このコピーはズルい!」と話題になっている。

また違った趣を見せた。青空が広がるスタジアムに置かれた1本の「お~いお茶」のペットボトル。「商品の顔」ともいえるロゴを背にした異例のスタイルだが、ラベルの背には「いつの日も 僕のそばには お茶がある」という俳句が書かれている。ボトルの隣りには「どんな時でも。どんなに離れていても。私たちは、大谷翔平さんのそばに。」の言葉もあった。

最初に展開された広告の中でも書かれていたメッセージの最後の部分だけ切り取ったもの。伊藤園の公式サイトでは“別バーション”として公開されている。ネット上で画像が拡散し、ファンも「素敵すぎる」「どんなに離れていても何時も傍にいるって良いですね 今年の流行語大賞間違いなし」「このコピーはズルい!」「むっちゃええキャッチコピーやんけ!!」と感激している。

今回の契約と広告展開について、伊藤園広報部はTHE ANSWER編集部の取材に「今回の発表に至る過程で、大谷選手の周りでいろいろなことが起きていました。そういう状況もあり、我々としては大谷選手の『応援をしたい』という思いが第一にありました」と熱意を語ってくれていた。ペットボトルを「擬人化」し、グラウンドを見つめるというコンセプト。商品ロゴが見えない業界の“タブー”を破ってまでも、寄り添う姿勢を強調した形だ。

THE ANSWER編集部

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