ヒロミ「神神神神!」世界の超VIPの同時通訳を務めてきた“神様”の圧倒的な変換力に驚く

タレントのヒロミと俳優の小泉孝太郎がMCを務める『オー!マイゴッド!私だけの神様、教えます』。5月11日の放送では、世界の超VIPの言葉を驚異のスピードで的確に変換する通訳の第一人者が登場。“神業”ともいえる同時通訳のテクニックが紹介された。

番組では、街ゆく人にあなたにとって神のような存在“オー!マイゴッド!”について聞き込み調査を実施。埼玉県の大宮で街頭インタビューに答えてくれた22歳の男子大学生が“神”として名前を挙げたのは、通訳として第一線で活躍する柴原早苗さん。

柴原さんは、バイデン大統領やトランプ前大統領といった、世界的大物の同時通訳を数多く務めてきたベテラン。街頭インタビューに答えてくれた男性いわく、「(同時通訳は)わからない言葉があっても瞬時に別の表現で言い換えないといけない。(柴原さんは)その変換のスピードもそうですし、頭の中のボキャブラリーもあるのでスゴい方だと思います」とのこと。

そんな“神”柴原さんの際立つ能力が、圧倒的な“変換力”。直訳では長くなってしまう文章を端的に短い言葉へと瞬時に置き換える力。

例えば、トランプ前大統領の会見での「We will see what happens.」というコメント。直訳すると「どのようになっていくかを見ていきましょう」と長くなってしまうが、柴原さんはこれを「あとは様子見です」と見事に短く変換。

さらに、シンガーソングライターのビリー・ジョエル氏が“自身の曲の気に入っているポイント”について答えた際にも驚きの変換力を披露。「There’s always a little bit of a sour note in every chord.」を直訳すると「どのコードにも常に少し酸っぱい音があるんだ」となるが、“酸っぱい音”ではイメージが付きにくいと思った柴原さんは「どのコードにも常に“不協和音”があるんだ」と翻訳。誰もが理解できる言葉に言い換えてみせた。

その後スタジオに登場した柴原さん。「2024年はいろいろなイベントが多くて、まずオリンピック。あとは11月の大統領選挙・・・」と既に同時通訳の予定が詰まっているという。

また、ヒロミから相手のキャラクターをどれぐらい意識するか問われると、「準備の段階で、ものすごく予習をしないといけないんですね。例えばヒロミさんが講演会でお話しされるっていうときに同時通訳を頼まれた場合、ヒロミさんのプロフィールを全部読み、動画も見て」と念入りな準備が必要と語った。

そんな柴原さんが、ヒロミも大好きだという映画『トップガン』の翻訳にまつわるクイズを出題。トム・クルーズ演じる主人公マーヴェリックに対し、ライバルのアイスマンが皮肉を込めて放ったセリフ「You like to work alone」を柴原さんはどう訳したのか?

直訳すると「君は一人で働くのが好きだ」となるが、柴原さんは「君は一匹狼(いっぴきおおかみ)だとか」と神翻訳。「一人で仕事している人のことっていうのを“一匹狼”っていうふうに表現した方が皮肉っぽく聞こえたりするので、このシーンにはぴったりなのかなって」とその理由を説明した。

ちなみに、“一匹狼”を表す単語は2つあるという柴原さん。一つは「lone wolf(ローンウルフ)」。そしてもう一つが「Maverick(マーヴェリック)っていうんです」と紹介すると、ヒロミと小泉は「マーヴェリック?」「あのマーヴェリック?」と驚きのリアクション。そしてヒロミは「一匹狼はマーヴェリックだから出てきた言葉だったんですね。あらー神神神神」とその神翻訳ぶりに舌を巻いた。

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写真提供:(C)日テレ

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