けがを負った「アルビノ」の白いリス保護 盛岡、動物公園ズーモ

ズーモで保護されている白いニホンリス。サクラの実を食べる姿も見られ、少しずつ回復している=16日、盛岡市新庄

 盛岡市新庄の市動物公園ズーモ(辻本恒徳園長)は、けがを負った白いニホンリスを保護している。少しずつ回復に向かっており、16日はサクラの実を食べる愛らしい姿を見せた。

 リスは体長約10センチの雄で、生後1カ月半ほどと推定される。色素が欠乏して白化する「アルビノ」の個体とみられる。

 4月25日に岩手県営運動公園内でカラスにつつかれているところを市民が発見して届けた。当時は出血もあったが、園内の動物病院で治療を受けて外傷は治り、体重も78グラムから119グラムに増えた。現在は投薬などで神経症状の回復を待つ。

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