ヤンキース・オーナー 強打者フアン・ソトとの契約延長に前向き

フアン・ソトが大型トレードでヤンキースに加入してから数ヶ月が経過しているが、ヤンキースはソトとの契約延長を望み、長期契約を結ぶための準備を進めているようだ。ハル・スタインブレナー・オーナーは「YESネットワーク」のポッドキャスト番組に出演した際、「ソトが残りのキャリアをピンストライプのユニフォームを着て過ごすところを見たい」と発言。ソトと契約延長に向けた交渉を行い、大型契約を結ぶことについて前向きな姿勢を示した。果たしてヤンキースは今季終了後にFAとなる予定の若き強打者を引き留めることができるのだろうか。

スタインブレナー・オーナーは「我々がソトを引き留めたいと考えているのは間違いない。彼の代理人であるスコット・ボラスは通常、シーズン途中に契約を結ぶことはあまりない。私もそうだ」とコメント。しかし、その一方で「でも、スプリング・トレーニングのときからメディアに言っているように、これはユニークな状況であり、ソトは非常にユニークな選手なんだ。だから、シーズン中に1度や2度、契約延長に向けた交渉が行われたとしても私は驚かないよ」と契約延長交渉に向けて動き出すことを示唆した。

FA前のラストイヤーを迎えているソトの年俸は3100万ドル。ヤンキースはソトがFAになるのを待って大型契約を結ぶこともできたが、昨年12月にパドレスとの大型トレードでソトを獲得した。これはFA市場で大型契約を結ぶ前に、ソトがチームにフィットできるか、そして大都市ニューヨークでプレーすることに伴うプレッシャーに耐えられるかを確認したかったからだとみられている。現在25歳のソトは今季ここまでチームの全45試合に出場して打率.302、9本塁打、出塁率.403、OPS.920を記録。リーグ一番乗りで30勝に到達したチームの快進撃を牽引する働きを見せている。

ソトは日本時間5月17日の試合後、FAになる前に契約を延長する可能性について尋ねられ、「ドアは常に開いているよ」とコメント。「彼らは電話番号など、何もかも知っている。どこに連絡すればいいか、わかっているはずだよ。僕は今、野球をプレーすることに集中しているんだ。僕の仕事はチームの勝利に貢献することだからね」と契約面については代理人のボラスに一任していることを示唆した。関係者によると、シーズン中にヤンキースとボラスの話し合いが実現する可能性があるというが、スタインブレナー・オーナーが「世代を代表する選手」と高く評価するソトは来季以降もピンストライプのユニフォームを着てプレーすることになるのだろうか。

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