「チケット代の価値がある」「攻撃の中心的存在」衝撃アシストの久保建英、MOTMに選ばれた中で現地紙は厳しい声も「個人主義すぎるところも…」

圧巻のアシストを記録した久保建英はMOTMにも選出[写真:Getty Images]

レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英がマン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)に選出。地元ではまずまずの評価を受けた。
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16日、ラ・リーガ第36節でソシエダはバレンシアと対戦。今シーズンはなかなか苦しんだソシエダ。それでも来シーズンのヨーロッパリーグ(EL)出場をかけた戦いが最後まで続くこととなる。

久保はこの試合に右ウイングで先発出場。コンディションの問題でベンチスタートが続いていたが、先発復帰すると開始3分に衝撃のアシストを記録した。

ボックス左でパスを受けたアンデル・バレネチェアがゴール前にクロス。ファーサイドに大きく蹴られたボールはそのままゴールラインを割るかと思われたが、猛ダッシュした久保がギリギリのところで滑り込みながらダイレクトで左足に当てると、完全にフリーだったアンドレ・シウバがヘディングで合わせ、ソシエダが先制した。

圧巻のプレーは称賛され、このゴールでチームも勝利しELプレーオフ圏内の6位に浮上。先発復帰の久保は、リーグ戦11試合ぶりに得点に絡むこととなった。

フル出場を果たした久保に対し、スペイン『ElDesmarque』は6点(10点満点)の評価を与えた。

「不可能に思えたボールに彼は届き、その後のアンドレ・シウバのシュートにつながり、1-0となった」

「自分自身を証明したいという気持ちは顕著に出ていたが、少し個人主義すぎるところもあった。ラ・レアルの攻撃の中心的存在」

また、スペイン『Noticias de Gipuzkoa』は7点(10点満点)の評価をつけた。

「彼のゴールのアシストは、チケット代を払う価値がある」

「オドリオソラとのコンビネーション形成は苦労していたが、先週よりもずっと積極的で関与した」

「決して努力を止めない。彼はまた蹴られていた」

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