原油先物は堅調、需要回復期待で 週間ベースでも上昇へ

Shariq Khan

[ニューヨーク 17日 ロイター] - 原油先物は17日のアジア市場序盤の取引で上昇している。世界的に需要が回復するとの期待や米インフレ鈍化を受けて北海ブレント先物は週間ベースで3週間ぶりの上げとなる見通し。

北海ブレント先物は0018GMT(日本時間午前9時18分)時点で0.21ドル(0.3%)高の1バレル=83.48ドル。米WTI先物は0.18ドル(0.2%)高の79.41ドル。

北海ブレントは週間ベースで約1%、WTIは1.4%、それぞれ上昇する見通し。

最近の米経済指標は原油需要に対する楽観論に拍車をかけている。15日に発表された4月の米消費者物価指数の伸びは予想を下回り、利下げ期待が高まった。

16日発表の米新規失業保険申請も労働市場の底堅さ示唆する内容となり、利下げへの期待が一段と高まった。

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