【J1リーグ2024】第14節ベストイレブン&ハイライトまとめ

写真:Getty Images

2024明治安田J1リーグ第14節の10試合が5月15日に開催された。

首位争いを繰り広げるヴィッセル神戸と町田ゼルビアは、それぞれの接戦を制して勝ち点3を獲得。一方で最下位からの脱出を狙う北海道コンサドーレ札幌は、ジュビロ磐田(15位)を相手に前半の1点を守り抜き7試合ぶりとなる勝利を挙げた。同じく18位から浮上のきっかけがほしいサガン鳥栖は、川崎フロンターレ(12位)から大量5得点を挙げて2連勝を飾っている。

ここでは、そんなJ1第14節で活躍した選手たちをベストイレブン形式で紹介していく。


西川周作 写真:Getty Images

GK:西川周作(浦和レッズ)

今季も浦和レッズ不動の守護神として、ここまで全試合に出場しているGK西川周作。第14節の京都サンガ戦でも安定感のあるセービングと高精度なキックを披露していた。ゲーム序盤、手前でバウンドするようなシュートを横っ飛びで好セーブ。また、質の高いフィードで攻撃の起点となるなど、自身の特徴を存分に発揮して無失点勝利に貢献した。

  • 最終スコア:3-0
  • 前節からの順位変動:浦和(6位→4位)京都(19位→20位)

マテウス・トゥーレル 写真:Getty Images

DF:マテウス・トゥーレル(ヴィッセル神戸)

昨季の王者ヴィッセル神戸は第14節でアビスパ福岡と対戦。1-0と接戦を制し4連勝で首位を守った。無失点で終えた神戸守備陣の安定感が随所に見られた今節、特にDFマテウス・トゥーレルの働きが際立った。エリア内へボールが供給された場面でも冷静なカバーリングで対応し、シュートに対しても身体を張ったブロックを見せるなど守備で大いに見せ場を作っていた。

  • 最終スコア:1-0
  • 前節からの順位変動:神戸(1位→1位)福岡(9位→10位)

植田直通 写真:Getty Images

DF:植田直通(鹿島アントラーズ)

前節は3点のリードを守り切れず手痛いドローを味わった鹿島アントラーズ。そんなゲームの反省もあってか、第14節のサンフレッチェ広島戦では失点しても再び突き放す強さを見せ勝利を収めた。この試合、DF植田直通の働きが光った。前半立ち上がりのコーナーキックを頭で合わせて2試合連続ゴールで先制点をもたらすと、浮き球をことごとく弾き返す強さで守備でも躍動し勝利に大きく貢献した。

  • 最終スコア:3-1
  • 前節からの順位変動:鹿島(3位→3位)広島(8位→9位)

林幸多郎 写真:Getty Images

DF:林幸多郎(町田ゼルビア)

再び首位を取り戻すためにも負けられない町田ゼルビアは、第14節でセレッソ大阪と対戦。後半アディショナルタイムに勝ち越しゴールを挙げ、劇的勝利で勝ち点3を手にした。この試合、DF林幸多郎の攻撃面での活躍が光った。こぼれ球をダイレクトで合わせる強烈なボレーシュートを披露すると、勝ち越しの場面ではピンポイントのクロスを供給してゴールをお膳立て。積極的なプレーでチームの勝利に貢献した。

  • 最終スコア:2-1
  • 前節からの順位変動:町田(2位→2位)C大阪(7位→8位)

河原創 写真:Getty Images

MF:河原創(サガン鳥栖)

第13節に4試合ぶりとなる勝利を挙げたサガン鳥栖。連勝で勢いに乗りたい第14節、川崎フロンターレを相手に5-2と前節に続き多くのゴールを奪い見事2連勝を果たした。そんなゲームで、MF河原創は攻守にわたって躍動していた。相手DFラインの背後へ落とすような浮き球パスで3点目をアシストすると、積極的なプレスで5点目のきっかけも作った。守備でも最後まで粘り強い対応を見せるなど、らしさを出して勝利に貢献した。

  • 最終スコア:5-2
  • 前節からの順位変動:鳥栖(18位→17位)川崎(12位→13位)
安居海渡 写真:Getty Images

MF:安居海渡(浦和レッズ)

3連勝を狙う浦和レッズは、第14節で京都サンガと対戦。3-0と第7節以来となる無失点勝利で連勝を伸ばした。3試合ぶりに先発出場を果たしたMF安居海渡は、この試合で大いに存在感を放っていた。抑えの効いた高速のミドルシュートで先制点をマークすると、後半には前線でのボール奪取で3点目にも絡むなどチームの勝利に大きく貢献した。


アルビレックス新潟 サポーター 写真:Getty Images

MF:奥村仁(アルビレックス新潟)

直近4試合は勝利から遠ざかっているアルビレックス新潟は、第14節で横浜F・マリノスと対戦。前半に先制を許すも後半開始早々から立て続けのゴールで逆転に成功し3-1と5試合ぶりの白星を挙げた。このゲームで今季初先発を果たしたMF奥村仁は、勝利を大きく引き寄せる働きを見せた。試合も最終盤に差し掛かる時間帯、エリア内深くでボールを受けると冷静な切り返しからGKの肩口を射抜くシュートで3点目をもたらした。

  • 最終スコア:3-1
  • 前節からの順位変動:新潟(16位→15位)横浜FM(13位→14位)

浅野雄也 写真:Getty Images

MF:浅野雄也(北海道コンサドーレ札幌)

今季ここまでに挙げた白星がわずかに1つと、大きく出遅れた北海道コンサドーレ札幌。そんな苦しむ札幌を、昨年のチームトップスコアラーMF浅野雄也が救った。ホームにジュビロ磐田を迎えた第14節、浅野は前半の半分を過ぎた時間帯にMFスパチョークのスルーパスに反応し鋭い切り返しから左足を振り抜いて先制点をマーク。結果的にこのゲーム唯一となったゴールを挙げる活躍で、チームに7試合ぶりの勝利をもたらした。

  • 最終スコア:1-0
  • 前節からの順位変動:札幌(20位→19位)磐田(15位→16位)

鈴木孝司 写真:Getty Images

FW:鈴木孝司(アルビレックス新潟)

直近2連敗中と苦しむアルビレックス新潟は、第14節で横浜F・マリノスと対戦。前半に先制を許すも、後半一気に逆転し3-1で5試合ぶりの勝利を挙げた。そんな逆転劇の立役者となったのがFW鈴木孝司だ。後半開始間もない時間帯に相手のミスを見逃さずボールを奪い先制点を挙げると、直後には丁寧なラストパスから逆転ゴールをアシスト。1ゴール1アシストと文句なしの働きで役目を果たした。


細谷真大 写真:Getty Images

FW:細谷真大(柏レイソル)

直近4試合で勝利のない柏レイソルは、第14節で湘南ベルマーレと対戦。後半に先制点を許す難しいゲーム展開の中でエースFW細谷真大が魅せた。失点直後のチャンスの場面、相手と競り合いながらもゴール前へラストパスを供給し同点ゴールをアシスト。さらに試合終了間際には、エリア内で冷静なトラップからのシュートで逆転ゴールもマーク。待望の自身今季初ゴールでチームに勝利を呼び込んだ。

  • 最終スコア:2-1
  • 前節からの順位変動:柏(14位→12位)湘南(17位→18位)

キャスパー・ユンカー 写真:Getty Images

FW:キャスパー・ユンカー(名古屋グランパス)

ホームにFC東京を迎えた第14節の名古屋グランパス。第2節以来となる先発出場を果たしたFWキャスパー・ユンカーが圧巻のパフォーマンスを見せた。前半にPKを沈めて今季初ゴールで先制点をもたらすと、後半には左足と頭でそれぞれゴールを挙げてハットトリックを達成。これぞエースというような働きで、チームに2試合ぶりの勝利をもたらした。

  • 最終スコア:3-1
  • 前節からの順位変動:名古屋(10位→7位)FC東京(4位→5位)

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