そんな場面でも「泣いていた」内田篤人が思うプロになるために必要なこと

内田篤人 写真:Getty Images

鹿島アントラーズ、日本代表OBの内田篤人氏が、自身の少年時代を踏まえた上で、プロサッカー選手になるために必要なことを語っている。

インターネット動画配信サービス『DAZN』で今月16日配信開始の「内田篤人のフットボール・タイム」では、ゲストにお笑いタレントのくわばたりえさんを迎えて、子供たちのサッカー事情について議論。

「子供の成長を感じた瞬間」として、くわばたさんが「(息子が)小さい時は、練習試合とか小さな大会で勝ったら喜ぶ。負けたら負けたで『楽しかった』だけだった。だけど、今は負けたら目にいっぱい涙を溜めている。悔しい気持ちが出てきたという部分で成長を感じている」と、気持ちの変化を挙げている。

これに内田氏は「俺、毎試合泣いていたもんね」と切り出すと、「体育の運動会、リレーの練習でも(負けたら)泣いていた。(幼馴染である)妻には『よく泣いていたよね、泣き虫だよね』とよく言われた。悔しいという気持ちだけで泣いていたから」幼少期を振り返ると、くわばたさんも「そういう気持ち、大切ですよね」と頷いている。

また、内田氏は日本代表OB小野伸二氏の指導法にも言及。小野氏は「サッカーが上達する子供」の条件として「ボールを奪われた後に追いかけに行く」ことを挙げていたというが、これに内田氏は「サッカーを続ける中でうまくいかないこともあるけど、自分からうまくいかないことや壁に向かっていくんだなと思った。悔しい気持ちは確かに大事かもしれない」と、プロサッカー選手になるために必要な要素について私見を述べている。

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