長崎出身の若手ダンサー2人 19日に初の凱旋公演 世界を舞台に活躍、異なるスタイル融合

ワークショップの参加者に笑顔で声をかけるChiChiさん=長崎市茂里町、ベネックス長崎ブリックホール

 世界を舞台に活躍している長崎市出身の若手ダンサー2人による初の凱旋(がいせん)公演「Dear Nagasaki」が19日、市内で開催される。コンテンポラリーダンスのChiChi(相良知邑)、ハウスダンスのSaki(飯田沙希)。2人の異なるスタイルのダンスを融合し、独自の世界観を表現する。
 2人は純心女子高時代の同級生で、現在30歳。ともに20代で米ニューヨークで修業し、現在は東京のダンススタジオで講師を務めるなど共通点も多く、互いに刺激を与え高め合ってきた。
 ChiChiは長崎のダンスチーム「PRIDE ROCK」、Sakiはダンススタジオ「R-PROJECT」の出身。今回は2人を応援するとともに長崎のダンス界発展の足掛かりにしようと「PRIDE ROCK」の西由美子代表が企画し、両団体が協力。公演に先立ち15日、同市の2カ所で開かれたワークショップに2人はそれぞれ参加し、若い世代を指導した。
 ChiChiは日本女子体育大時代(舞踊学専攻)はモダンダンス部に所属。2013年にはチアダンス初代日本代表キャプテンとして世界大会に出場したこともある。全身を大きく使った躍動感あふれる表現が持ち味。
 Sakiはストリートダンスの経験が豊富で、宙に浮くようなステップやキレのある動きが魅力。近年、国内外のダンス大会に積極的に出場し、昨年の「台湾 IN DA HOUSE 2on2」で優勝するなど好成績を収めている。

レッスンで笑顔を見せるSakiさん=長崎市出来大工町、R-PROJECTダンススタジオ

 今公演では2人のダンス仲間、YUKI(長崎市出身)と米須香音(沖縄県出身)を交えた4人で10曲を披露する。ChiChiは「持てる力全て出し切る」、Sakiは「里帰り公演は感無量」と意気込んでいる。
 19日は午後1時からと、午後6時からの2回、長崎市のチトセピアホールで開催。前売りチケットは一般4千円、中高生3千円、小学生2千円(当日はいずれも500円増し)。問い合わせは西代表(電090.1081.0843、メールdearnagasaki@gmail.com)。

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