「4桁の暗証番号」、世界でよく使われる組み合わせが判明! どの国の人も考えることは同じ?

By 佐藤まきこ

クレジットカードや銀行のキャッシュカードなどに使われる4桁の暗証番号。4つの数字の組み合わせは全部で1万通り存在しますが、過去に流出した340万件の暗証番号を分析した結果、よく使われるものとそうでないものの傾向が見えてきました。

↑ひょっとして誕生日?

「人気の高い4桁の暗証番号」TOP10

  • 1234
  • 1111
  • 0000
  • 1212
  • 7777
  • 1004
  • 2000
  • 4444
  • 2222
  • 6969

もっとも人気だったのは「1234」。驚くことに、分析された暗証番号のうち約11%がこの「1234」だったそうです。2位の「1111」は6%でした。上位の暗証番号を見てみると、同じ番号の繰り返しなど、どれも覚えやすそうなものばかりです。

また、最初の2桁に「19」を使っているものも多く、自分が生まれた年代を使っている可能性が高い模様。さらに、最初の2桁は「12」以下、最後の2桁は「31」以下の数字が使われていることが多いことから、自分の誕生日の日付を4桁の暗証番号に使用している人もかなりの数いるようです。

「人気の低い4桁の暗証番号」

  • 8557
  • 8438
  • 9539
  • 7063
  • 6827
  • 0859
  • 6793
  • 0738
  • 6835
  • 8093

一方で、人気の低い暗証番号を見ると、「7」「8」「9」のように大きな数字がよく使われているパターンが見てとれます。

専門家によると、ハッカーはわずか5回試すだけで、およそ20%は暗証番号を解読できる可能性があるとのこと。暗唱番号を設定する際は、「忘れないように」と思ってつい覚えやすい数字の組み合わせを選びがちですが、そのような数字は全世界の人も使いたがるもの。結果としてハッカーに見破れやすくなるのかもしれません。

専門家は、「誕生日や記念日を暗証番号を設定するのではなく、完全にランダムな数字にして、パスワードマネージャーを使って管理すること」をすすめています。

【主な参考記事】

Daily Mail. Revealed: The most and least common four-digit PIN numbers – so, is yours on the list?. May 15 2024

© 株式会社ワン・パブリッシング