「首つりフィットネス」で57歳男性が死亡、地元当局「何度も注意喚起してきた」―中国

中国・重慶市で「首つりフィットネス」を行っていた男性が死亡したことについて、地元政府がコメントを発した。

中国・重慶市で「首つりフィットネス」を行っていた男性が死亡したことについて、地元政府がコメントを発した。中国メディアの澎湃新聞が16日付で伝えた。

「首つりフィットネス」とは木などから吊り下げた器具をあごの下に引っ掛け、体重をかけたり体を浮かせたりして首をつるような姿勢を取るフィットネス方法だ。

事故は同市墊江県澄渓鎮の団地の敷地内で起きた。詳しい死因などは伝えられていないが男性は現場で死亡したといい、目撃者によると「力をかけ過ぎた」ことが原因だという。

地元当局によると、死亡した男性は57歳。男性が使用していたロープは持参したものではなくもともと遊具に設置されていた。本来は手でつかんでぶら下がるものだが、男性は首にかけて使用していたという。

中国では近年「首つりフィットネス」が注目を集めているが、専門家は「頚椎のけん引の原理を採用したものだが望ましいものではなく、神経や脊椎を損傷する恐れがある」と警鐘を鳴らしている。

澄渓鎮の政府関係者は「これまで何度も危険なことはしないように、科学に基づき適切に行うようにと呼び掛けてきた」とした上で、「地元のコミュニティーと連絡を取っており、(今後)警告板を作成して(危険性を)呼び掛ける」とコメントしたという。(翻訳・編集/北田)

© 株式会社 Record China