去年11月、福島県田村市の住宅で、男性従業員が補修工事中に高さ約3メートルの車庫から転落し、死亡した事故で、労働基準監督署は17日、会社と社長を書類送検しました。
労働安全衛生法違反の疑いで書類送検されたのは、田村市船引町の有限会社マルサ佐藤建設と、社長の男性（58）です。
郡山労働基準監督署によりますと、去年11月24日、田村市船引町にある住宅の補修工事現場で、60代の男性従業員が、住宅2階の屋根に設置されている天窓まで登るため、車庫の屋根から住宅の屋根に移ろうとした際、約3メートルの高さから地上に転落し、死亡しました。
労働基準監督署は、会社と、社長の男性が、安全に昇降するための設備を設けなかった疑いがあるとして、17日、地検郡山支部に書類送検しました。
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