つばさの党代表ら逮捕に立民・泉健太代表「行動は異常だった」「ずいぶん追い回された」

立憲民主党の泉健太代表(49)が17日、国会内での定例会見で、警視庁が同日、公職選挙法違反容疑(選挙の自由妨害)で政治団体・つばさの党代表の黒川敦彦容疑者(45)、衆院東京15区補選に立候補し落選した党幹事長の根本良輔容疑者(29)ら3人を逮捕したことに触れた。

泉氏は「(衆院東京)15区(補選)でのつばさの党の行動は、異常だったと言わざるを得ない。選挙の自由を妨害したというのは、私が見ていてもそういった行為であったなと感じた。捜査当局も努力をされたという風に考えている。今後の捜査の推移を見守っていきたい」と述べた。

同補選で、同党から出馬し当選した酒井菜摘衆院議員(37)の応援した泉氏は「ずいぶん私も選挙カーを追い回されましたし、こちらがマイクを一度下ろさざるを得ない。こちら側の訴えを止めて、騒音になるのを防がざるを得ない。それでも、向こうは延々と音声を流し続けていた。大きい声で学校の横もまた関係なく、そしてひたすら他党の候補者のことを悪く言っていた」と振り返った。

衆院東京15区補選をめぐっては、各陣営が根本容疑者の陣営から妨害を受けたと訴えた。各党が、公職選挙法違反の改正が必要との認識を示している。

泉氏は「法律の改正については、我が党は法定刑の引き上げ、そしてどういったものが妨害に当たるのかということの例示。どう規定をするかというところを我々も考えている」とした。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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