草彅剛、香取慎吾に「『やめろ』とよく言われる」も…“しつこく”注意喚起「言い続けます」

イベントに登壇した草彅剛【写真:ENCOUNT編集部】

映画『碁盤斬り』の公開初日舞台あいさつに登壇

俳優の草彅剛が17日、都内で行われた主演映画『碁盤斬り(ごばんぎり)』の公開初日舞台あいさつに登壇した。同作のSNS向けハッシュタグ「ごばんぎり」にからめて、新しい地図の仲間である香取慎吾とのやり取りに触れた。

草彅は同ハッシュタグについて、観客に向かって「『ご飯(はん)を切る』じゃありませんよ! 『ごばんぎり』ですね。ちゃんと点を入れてください」と注意。「言い続けますからね。(しつこく行動する性格などを)香取(慎吾)君に『やめろ』とよく言われるんですけど(笑)」と明かした。

また、本作を振り返って「最後のカットを撮ったのも鮮明に覚えています。1年以上前になりますかね」と述懐。「最後のカットを撮り終えて、1年以上たつ作品がようやくこうやって今日、皆さんに届けられるということで、なんか、僕は1年間それからどんな思いをして、こうやって今日にいたるのかな、と今日の朝考えたりしまして。……う~ん。楽しいこともたくさんあったり、いやなことも少なからず、少しあったりとか。う~ん。この映画に映し出されている僕たちはもう帰ってこないわけで。今ではその演技はできないかもしれない」とコメント。

続けて「その瞬間、その瞬間、僕たちが生きているものを、この中に思いっきり込めて、皆さんに届けたい一心で作り上げた。古き善き時代の中に、今は忘れているいい魂を皆で作っている気持ちもあります」と語り、「この映画を見て少しでも心が和やかになったり、感じてもらえたりすると僕はうれしく思います」とほほ笑んだ。

舞台あいさつには、中川大志、市村正親、國村隼、白石和彌監督も出席した。

同作は、古典落語をベースに、時代劇初となる白石監督と草彅が初めてタッグを組んだ意欲作。身に覚えのない罪を着せられ、故郷の彦根藩を追われた浪人・柳田格之進(草彅)が、囲碁を武器に鬼気迫る仇討ちに挑む様を描く。ENCOUNT編集部

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