コウノトリ3羽すくすく 来月8日に愛称命名式 5年連続のひな誕生を記念、小山市

順調に成育している3羽のひな(15日撮影)=NPO法人わたらせ未来基金の青木章彦理事長提供

 【小山】浅野正富(あさのまさとみ)市長は16日の定例記者会見で、下生井の渡良瀬遊水地で国の特別天然記念物コウノトリに5年連続となるひなが誕生したのを記念して、6月8日午前10時から生井桜づつみ公園で愛称命名式を行うと発表した。雨天時は下生井小体育館で行う。

 市によると、同所のひなは今年3羽のふ化が確認され、いずれも順調に育っているという。浅野市長は「6月上旬にも3羽が巣立てば遊水地では初めて。なんとか実現できればと思う」と期待した。

 市などは遊水地周辺の小学生に考えてもらった愛称候補を「わたらせ自然ミュージアム」のホームページに掲載し、今月10日まで一般市民による決選投票を行った。投票は市内外から540件あったという。

 近く専門家などによる足輪装着や検体採取を行い性別を判定。これらを踏まえ愛称を決める。

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