「大きく育って」園児30人が思川に稚アユ3000匹を放流 鹿沼

稚アユを川に放つ園児たち

 【鹿沼】清洲保育園の園児約30人が12日、深程(ふかほど)の思川に稚アユ約3千匹を放流した。

 地元の小倉川漁業協同組合の主催。子どもたちに川と親しんでもらおうと、アユ釣り解禁に向けて稚アユを放流する時期に毎年、園児を招いて実施している。

 3、4、5歳児クラスの園児と保護者、同漁協関係者ら計約90人が参加した。園児たちは、体長5~6センチの稚アユが入ったバケツを手にして河川敷に並び、次々に川へ放流した。

 市川(いちかわ)なの葉(は)ちゃん(5)は「楽しかった。大きく育ってほしい」。横尾武男(よこおたけお)組合長は「皆に川のいいところを忘れずに大きくなってほしい」と呼びかけた。

 7月には、同漁協が同園でアユのつかみ取り大会を企画するという。

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