著名人を装ったSNS投資詐欺とロマンス詐欺が急増 詐欺被害の総額3か月で18億円に

福岡県内で、SNSを使った投資詐欺などの詐欺被害が今年3月末までに約18億円にのぼっていることがわかりました。

今年1月~3月末までの被害

警察によりますと、今年3月末までに福岡県内で確認されたニセ電話詐欺とSNS型投資詐欺の被害はあわせて287件、被害総額は17億9000万円あまりに上りました。

このうち、SNSで有名投資家や著名人になりすました手口で金をだまし取る「SNS型投資詐欺」が3月末までに96件発生していて、被害額も11億8000万円あまりと急増しています。

また、恋愛感情を抱かせたりしたうえで、連絡を取り、投資名目で金銭をだまし取る「SNSロマンス詐欺」は3月末までに48件、被害額は3億7000万円あまりとなっています。

被害者は20代から50代

ニセ電話詐欺の被害者は65歳以上の高齢者が多い一方、「SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺」は20代から50代が被害の半数を占めるなど幅広い世代にわたっています。

警察は「SNS上での投資話は詐欺」「『絶対儲かる』『あなただけ』という話は詐欺」などと注意を呼びかけています。

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