画質と音質をAIが自動調整、シャープ4K有機ELテレビ「AQUOS QD-OLED」「AQUOS OLED」新製品

By GetNavi web編集部

シャープは5月17日、4K有機ELテレビ「AQUOS QD-OLED」「AQUOS OLED」の新製品を発表しました。機種名と市場想定価格(税込)、発売予定日は下記のとおりです。

AQUOS QD-OLED

4T-C65GS1(65V型)/60万5000円前後/6月15日発売予定

4T-C55GS1(55V型)/44万円前後/6月15日発売予定

↑4T-C65GS1

AQUOS OLED

4T-C77GQ1(77V型)/80万3000円前後/6月22日発売予定

4T-C65GQ1(65V型)/47万3000円前後/6月22日発売予定

4T-C55GQ1(55V型)/36万3000円前後/6月22日発売予定

4T-C48GQ2(48V型)/28万6000円前後/6月22日発売予定

4T-C42GQ2(42V型)/27万5000円前後/6月22日発売予定

↑4T-C65GQ1

AQUOS QD-OLEDの新モデルは、最新世代の「量子ドット有機ELパネル」を搭載。有機ELの発光を量子ドット層で赤・緑・青の3原色に変換することで、明暗が豊かで鮮やかな色を再現するといいます。また、発光を妨げる熱上昇を抑えるために、炭素製シートとアルミ製プレートの2層構造による「クールダウンシールドⅡ」を採用。加えて、発光量を緻密に制御するパネルの駆動回路「クライマックスドライブ2.0」も搭載しています。これらにより、従来モデルから約15%輝きを向上させたとのこと。

↑パネルの内部構造
↑こちらは2023年モデル
↑こちらは最新モデル。右側のビルに挟まれた道路あたりが上と比べてわかりやすく明るく感じられます

画像処理エンジンは「Medalist S5X」に進化し、コンテンツに応じて自動で画質や音質を調整する「AIオート」を新搭載しました。さらに、AIが精細感を高める「AI解像」、アニメやネット動画で発生しやすいグラデーションの乱れを補正して滑らかにする「アニメ・ネットクリア」機能も新たに搭載しています。

↑新機能のAIオート。視聴環境に合わせて画質を自動で調整する環境センシングも進化し、新たに部屋の色温度を検知して調整が可能になりました
↑AI超解像とアニメ・ネットクリアも搭載

スピーカーはツイーター2基、ミッドレンジ4基、サブウーファー1基、ハイトツイーター2基、ハイトミッドレンジ2基の構成で、最大出力は100Wを実現。サブウーファーは前モデルから体積が約1.3倍に増加させるなど、スピーカーユニットも一部進化させています。

一方のAQUOS OLED新モデルは、輝度性能に優れたとうたう有機EL素子と、発光にともなう発熱を抑える放熱構造を組み合わせた「S-Brightパネル」を搭載。また画像処理エンジンは「Medalist S5」を採用しています。AIオートやAI解像、アニメ・ネットクリア機能はAQUOS OLEDにも搭載されています。

スピーカーはツイーター2基、ミッドレンジ4基、サブウーファー1基、ハイトツイーター2基、ハイトミッドレンジ2基の構成(55V型~77V型)とAQUOS QD-OLEDと同じですが、最大出力は80W。48V型モデルはツイーター2基、ミッドレンジ4基、サブウーファー1基、ハイトツイーター2基の構成で最大出力80W、42V型モデルはツイーター2基、フルレンジ2基、ハイトツイーター2基の構成で最大出力は50Wです。

なお、全機種でGoogle TVを搭載。あらゆるストリーミングサービスをひとつの画面に集約されているため、見たい作品を探しやすくなるほか、リモコンからGoogle アシスタントを起動して検索も可能です。

↑Google TVを搭載

また、2つの番組を画面の左右同時に表示する「ズーム2画面」機能も採用しました。放送+放送、放送+HDMI経由の映像を表示でき、画面サイズは大小9通りの組み合わせで大きさを変えながら視聴できます。音声はどちらかの映像の音を出力可能です。

↑ズーム2画面のデモ。このようにメインの画面を大きく、気になる裏番組を小さくといった表示ができます

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