中国碧桂園、清算審理が延期 香港裁判所で来月11日に

Clare Jim

[香港 17日 ロイター] - 中国の不動産大手、碧桂園控股(カントリー・ガーデン・ホールディングス)の債権者による清算申し立てについて、香港の裁判所はこの日予定されていた審理を6月11日に延期した。

債権者である香港の企業は2月に、2億0500万米ドルの未払い債務を理由に清算を申し立てた。

碧桂園は昨年、110億ドル相当のオフショア債務がデフォルト(債務不履行)に陥っており、オフショア債の再編手続きを進めている。

同社は証拠をさらに準備するために審理延期を申し立て、債権者も反対しなかったという。

同社が海外債権者との債務再編協議が進展しているという証拠を示すことができれば、清算回避に向け有利に議論を進められるとみられる。

債権者の弁護士によると、主要な社債権者が結成したグループは清算申し立てに「中立姿勢」を示唆しているという。

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