秋田県内強風、建物被害相次ぐ 風にあおられ1人軽傷

 秋田県内は17日、発達した低気圧の影響で強風に見舞われた。県などによると、秋田市でけが人が出たほか、県内各地で民家の屋根が剥がれるなどの建物被害が確認され、交通機関も乱れた。仙北市角館町では、東北有数の桜の名所として知られる桧木内川堤の桜が折れていたのが見つかったほか、観光名所の武家屋敷通りで土蔵の壁が崩れた。

 県総合防災課のまとめ(午後4時時点)では、秋田、男鹿、潟上、橫手、由利本荘の5市の住宅12棟で屋根や外壁が剥がれるなどした。仙北市では西木町門屋の空き家1棟が全壊した。

© 株式会社秋田魁新報社