日本代表の新ユニフォームがお披露目…代表選手が男女の印象語る、馬場雄大「女子は画面越しでも伝わるコミュニケーションの多さがあった」

5月17日、都内にて日本代表の新ユニフォームの発表会が行われた。2022年より公式サプライヤーとなっているジョーダンブランドが引き続き手がけ、機能面をよりアップグレード。

伝統の赤・白に黒とピンクをあしらう

ピクセルレベルの粒度と精度を備えた4Dモーションのキャプチャデータとアルゴリズムを使用した特別設計で、可動性を向上。加えて「Dri-FIT ADVテクノロジー」を取り入れたことで、通気性を高めプレー中のさまざまな動きに対応できる通気孔も配置されている。

デザイン面では、日本を象徴する赤と白のカラーリングを継続し、白ユニフォームにはサイドに黒、ピンク、赤のグラデーションが施されている。また、ウエスト部分にはバスケットボールと地球をイメージしたグラフィックをあしらい、裾には「ANY, EVERY, ALL」という思いを込めた「誰でも皆」の文字を日本語であしらっている。

会見に登壇したのは女子代表から馬瓜エブリン、宮崎早織、男子代表から渡邊雄太と馬場雄大。

ユーモアに富んだパフォーマンスとコメントで会場を盛り上げた馬瓜

渡邊は“Ice in my veins”のセレブレーションで登場

いの一番に登場した馬瓜は、「今までのシンプルなものから少しデザインに遊びを加えたというか、デザイン性がすごく出ていると思うので、個人的にはすごくテンションが上がるので、格好良く着こなしたいと思っています」と笑顔で答えていた。渡邊も「ジャンプマンロゴが入ったユニフォームを着てプレーするのはとても名誉なことなので、その名誉に恥じないようなプレーをしていきたい」と改めて気を引き締めていた。

それぞれが語る男女代表のスゴさ

男子は昨夏のFIBAワールドカップで、女子はハンガリーで行われたオリンピック最終予選でパリ・オリンピックの出場権を獲得した。互いに数々の激闘をくぐり抜けての出場権獲得であり、互いにモチベーションを高めながら代表活動に励んでいる。

会見の中で男女それぞれのスゴさを話す場面があり、宮崎は男子代表について「チームワークがすごいと思います。ワールドカップでもそうでしたが、本当に最後まで諦めずに戦う姿や、どんなに点差が開いても逆転する力があって、選手一人一人がチームのことを考えていると思います。試合に出ている選手、出ていない選手もみんなが一つになっていると思っています。ワールドカップは見ていて泣きそうでしたから」と語った。

宮崎(上写真)と馬場は男女のチームについて熱くコメント

一方、馬場は女子のスゴさについて「一丸力」と回答。「僕はOQTでパリ行きを決めたカナダ戦を遠征先から見ていたのですが、画面越しでも伝わるコミュニケーションの多さがありました。試合が止まるたびにみんなが集まって声をかけながらやっていて、技術面だけではなく、瞬間、瞬間でコミュニケーションを取っていて、『やっぱりこれが勝っていくチームなんだな』と思いましたし、それができるのが女子代表なんだろうなと思いましたね」と語った。

登壇した4人は渡邊が今年30歳で、ほか3人は29歳と同世代。会見中には談笑しながら場を盛り上げる場面もあり、男女の垣根を超えたつながりの深さを感じさせた。

なお、新ユニフォームは7月4日の国際強化試合から着用予定で、7月4日よりNIKE.COM、JORDAN WORLD OF FLIGHT SHIBUYA、一部のジョーダンブランド取扱店でレプリカジャージが発売予定となっている。

© 日本文化出版株式会社