世界障がい者ゴルフ選手権がイングランドで開催中 日本からも4選手が参戦

車イスでドライバを構える R・クルーウェン【写真:R&Aの公式Instagram(@therandagolf)より】

R&A(英国ゴルフ協会) がDPワールド(欧州)ツアー、EDGA(旧欧州障がい者ゴルフ協会)と共に公式インスタグラムを更新。5月15日から17日まで、イングランドのウォーバーンGCで開催されている「THE G4D OPEN」(世界障がい者ゴルフ選手権)について投稿した。

この大会は世界のゴルフ界を牽引するリーダー的存在であるR&AとDPワールドツアーが連携して開催するもので、昨年にスタート。第2回大会にも、障がいを持ちながらも優れた才能を発揮するゴルファー80人が世界各国から参加している。
 
投稿に登場するのはリチャード・クルーウェン(オランダ)。25年前に多発性硬化症を患ってしまったが、その対処法のひとつがスポーツに取り組むことだった。ゴルフを選んだクルーウェンは、当初は立ってプレーすることにも苦労したそうだが、車イスを利用するようになってからはプレーをする楽しみが大きくなり、将来への課題にも前向きに取り組めるようになったという。
 
動画では、ボールを打つ時にはイスが移動しプレーヤーの姿勢を維持してくれることが見てとれる。そしてパワフルなショットを披露してくれた。第2回大会にも参戦中だが、2日目を終えて49位タイ。最終日に巻き返しを狙う。
 
この大会には日本からも秋山卓哉、小林茂、吉田隼人、小山田雅人が参戦。2日目を終えて吉田が19位につけている。
 
R&Aのインスタグラムでは、大会で戦う選手たちの姿を随時更新。病気や事故で障がいを抱えた選手たちが真剣にゴルフに取り組む姿をぜひご覧いただきたい。

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