X、サイトURLを「x.com」へ完全移行 Twitterの名残は消滅、一部で「勝手にログアウト」なども報告

短文投稿SNSのXは本日17日頃よりサイトURLを一律「x.com」に切り替える変更を行った。ユーザーによる設定見直しなどは特段不要だが、軽微な影響が複数報告されている。

【画像】本日よりWeb版「X」の初回アクセス時に表示されるメッセージボックス

同日、Xにアクセスしたユーザーを対象に「x.comへようこそ」とするメッセージボックスを表示し、「XのURLが変更される予定です。」と予告。予定だとしているものの、現在「twitter.com」へアクセスすると全て「x.com」にURLが置き換わるリダイレクトが観測でき、すでに対応が行われているものとみられている。一部ユーザーの間ではこの変更により「サブアカウントが勝手にログアウトされた」「ブラウザトラッキング防止機能が使えない」といった問題が報告されており、前者については再ログインで対処可能。

同サービスは実業家・イーロン・マスク氏による一連の改革が行なわれているなかで、昨年に名称を「Twitter」から「X」へと改める最大規模の変更を実施。以降、ブランドカラーも青系→黒系に、アイコンもお馴染みの鳥→機種依存文字のXへと置き換わるなど、着々と変更が進められていた。

しかしドメイン名(〇〇.comの部分)については単純な画像差し替えなどとは異なり、変更による影響が広範に波及する可能性があったことから、しばらくはtwitter.comでの運用だったが、この度ついに変更に。環境によってはtwitter.comのままでのアクセスは可能だというが、かつての「Twitter」の名残は消滅することとなる。

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