井上尚弥「最強」PFP1位から陥落か 世界ヘビー級統一戦でウシクが勝てば〝三日天下〟

井上尚弥

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)は〝三日天下〟になるかもしれない。

井上は最も権威ある米専門誌「リング」のパウンド・フォー・パウンド(PFP、階級差のない最強ランキング)で1位に返り咲いた。しかし18日(日本時間19日)の世界ヘビー級4団体統一戦(サウジアラビア・リヤド)でWBC同級王者タイソン・フューリー(35=英国)と対戦するWBA&IBF&WBO同級王者オレクサンドル・ウシク(37=ウクライナ)が勝利すれば、順位が入れ替わる可能性が高いという。

リング誌でPFPの選考にもかかわっているマイケル・モンテロ記者は「今のところ井上尚弥がPFP1位だ」としながらも「ウシクが奪うチャンスがある」と指摘。その上でジェイク・ドノバン記者も「現時点では井上尚弥は(1位に)値すると思う。短命だったとしても」とし「ウシクがフューリーに勝てばなおさらだ」と語っていた。

ウシクは同誌のPFPランキングで3位。2位の世界ウエルター級3団体統一王者テレンス・クロフォード(36=米国)は8月まで試合の予定がないだけに、ウシクがフューリーに勝てば、一気にトップに立つとみられているわけだ。

サウジアラビアで行われる「世界最強決定戦」の行方とともに、井上が頂点に立つPFPの最新ランキングも注目を集めそうだ。

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