大谷翔平は2打数無安打 首振り人形デーにメジャー今季最多の5万3527人が集結もチームは大敗

レッズのマイク・フォードと話す大谷翔平(ロイター=USA TODAY Sports)

ドジャースの大谷翔平投手(29)は16日(日本時間17日)に本拠地ロサンゼルスでのレッズ戦に「2番・DH」で先発出場し、2打数無安打、1盗塁、1四球だった。連続マルチ安打は3で止まった。打率3割6分。チームは2―7で敗れて2連敗。

2点を追う初回相手先発は34歳の中継ぎ左腕のスーターだ。フルカウントからの6球目、内角低めのスライダーを見送り、四球で歩いた。続くフリーマンの打席でけん制球が左太もも裏を直撃。痛そうな表情を見せると何度も患部を手で押さえた。二死後、投手が右腕パガンに交代。すると4番T・ヘルナンデスの初球にスタートを切り、楽々二盗に成功した、今季11個目だ。

0―3の3回二死無走者は4番手の右腕マルティネスと対戦。カウント2―2からの5球目、外角高めの82・8マイル(約133・3キロ)のチェンジアップを打ち損じて捕邪飛に倒れた。

4点を追う6回一死無走者はカウント1―2からの4球目、外角低めの80・8マイル(約130キロ)のチェンジアップにバットは空を切った。

7―0の9回無死一塁は代打パヘスを送られて、交代した。

この日はドジャース移籍後初の大谷の首振り人形が先着4万人にプレゼントされるとあって試合開始数時間前から長蛇の列ができ、5万3527人が足を運んだ。今季メジャー最多で、ドジャー・スタジアムでも2019年9月20日以来、最多動員となったが、ファンを喜ばせることはできなかった。

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