中国・泰安市の「黄金の印章」が、国家歴史文化都市を守り抜く

泰安、中国、2024年5月17日 /PRNewswire/ -- この報告書は、香港ビジネスデイリーの山東オフィスからのものです。2007年には、山東省の泰安市が国家歴史文化都市の称号を受けることとなりました。泰安市は長年にわたり、歴史の保存と文化遺産の継承の重要性を認識し、都市の特徴を示し都市ブランドを形成するために取り組んできました。そして、有名都市の保護を体系的に推進しています。現在、泰安市内の歴史的建物の数は2019年の40から103に増え、堅実な歴史文化保護の基盤が築かれました。

2023年2月1日、泰安市の「泰安市歴史文化都市、古城鎮、古村落保護施策」が正式に発効されました。これにより、泰安市内の歴史文化遺産の保護に関する地方規制の不備が解消され、有名都市、古城鎮、古村落の保護と管理における包括的かつ具体的で実効性のある基準と施策が整備されました。同時に、2023年11月8日に山東省政府によって「泰安市歴史文化都市保護計画」が承認・実施されました。この計画は、保護対象リストを明確にし、保護対象の範囲や必要な建設制御区域を細かく区分し、保護策や提案を具体的に提示しています。これは、泰安市における歴史文化の適切な保護と都市・農村の発展・建設活動の円滑な進行に向けた基本的な指針となっています。

同時に、泰安市では歴史文化都市保護に関する特別な研修会が開催されました。この研修会では、歴史文化都市の保護に詳しい権威ある専門家を招いて特別な講義が行われました。130人以上の参加者が積極的に参加しました。また、歴史文化都市の保護評価や歴史的建造物の調査が継続的に実施され、歴史文化保護リストの改善に取り組んでいます。さらに、「紅門路・岱廟通天街」という歴史文化軸の文化・観光の充実プロジェクトが進行中であり、歴史文化資源が新たな活気を生み出すことが期待されています。

次に、泰安市では、新たに公表された歴史的建造物の調査、マッピング、登録、およびリスト化の作業を迅速に進める予定です。また、歴史文化都市の保護監視プラットフォームの構築を進め、歴史文化資源データベース、3D表示、リアルタイムモニタリング、広報ディスプレイ、そして公衆との相互作用を統合した総合的なプラットフォームを整備する計画です。

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