中国企業、28年までに宇宙旅行ビジネス始動へ

[北京 17日 ロイター] - 中国の宇宙企業、中科宇航(CASスペース)は、2027年に宇宙旅行船を初飛行させ、28年に地球と宇宙の境界へ飛行する計画を発表した。国営メディアが17日、報じた。

同社によると、宇宙船には旅行者のキャビンがあり、パノラマ窓を4つ備える。1回の飛行で7人の乗客が搭乗可能だという。

新たに建設された航空宇宙テーマパークから100時間ごとに打ち上げを行う計画で、宇宙船10機を交代で発射するという。

チケットは1回の宇宙旅行当たり200万元から300万元(約41万5000ドル)としている。

中科宇航は18年に設立され、第2位の株主は中国最大の国家研究機関である中国科学院。

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